1.介護業界に足りないもの
皆様、こんにちは。私は、公認会計士・税理士の横溝 大門と申します。
税理士という仕事はお客様から「今の時代、儲かっている業種は何ですか?」とよく聞かれます。私はこう答えます。「業種全体で儲かっている業種はありません。」
ただ、数ある業種の中で、将来に渡って確実に需要が見込まれる事業を聞かれれば、私は迷わず「介護事業」を挙げます。ですが、現実を見てみると、経営に悩んでいるお客様や相談者様が非常に多いのはなぜなのでしょうか。
業種全体で儲かっている業種はありませんが、いかなる業種であっても、その中で優れたポジショニングを行い、他社に対して優位性を保つことで、経営が順調な会社はあります。介護事業も同じで、超高齢化社会だから介護事業が儲かるといった安易な発想では勝ち残れません。
介護事業は参入障壁も低く、現在介護事業所が乱立している現状からしても、「差別化」が重要なキーワードになっています。他社に対していかにして優位性を確立していくか、業界又は地域の中でいかなるポジショニングを取っていくかが非常に重要ですが、介護事業の経営者様には、「経営」という意識が希薄な方が多いのも事実です。介護業界は定期的に実施される介護保険法や介護報酬の改正のたびに、経営戦略自体を見直さざるを得ません。この意味でも、介護事業を行っていく上で、経営の感覚を経営者が持つことは不可欠です。
2.介護業界が地域を支える
介護事業が将来にわたり地域を支えていく事業の中心になっていくことは間違いありません。皆様介護事業者様は、将来の地域の土台を支える立場にあるとも言えます。1人1人の利用者の為に、そして地域の為に、皆様は勝ち残らなければならないのです。皆様のお仕事はそれだけ誇り高いお仕事なのです。
私が介護事業支援に特化しようと考えた理由はここにあります。皆様介護事業者様に、誇りを持ってサービスを提供してほしい。そして、そんな皆様を支援していくことで、私自身も地域活性化の一端を担いたい。そんな志を持って私も日々精進しております。
3.私から皆様へのお約束
介護事業と言っても、それぞれのサービスごとに抱える課題は様々です。居宅介護支援事業所(ケアマネージャー)では、なかなか利益体質にできないという問題、訪問介護では重度者への対応が急務となっている問題、通所介護(デイサービス)では、小規模通所介護の地域密着型サービスへの移行の問題、その他社会福祉法人では外部監査が必要となる可能性の問題・・・等々数えだせばキリがありません。
そのため、介護保険法はもちろん、それぞれのサービス特有の課題を理解している専門家でないと、介護事業のご支援はできません。私たちは、介護特化公認会計士・税理士として、皆様のそれぞれの事業の課題・お悩みに対して、黒字化支援・資金繰り支援・その他経営支援等、ご一緒に全力で取り組むことをお約束いたします。
税理士もサービス業です。そして、私たちのパフォーマンス1つ1つが商品そのものです。そのため、お客様とお会いするときは毎回気が抜けません。お客様にお会いするその一瞬一瞬が全て、「一期一会」であると肝に銘じております。
私も様々な業種業界を経験してまいりましたが、どんな環境であれいつの時も考えることはただ1つです。「お客様と一緒に感動できる仕事」。皆様と一緒に1つでも多くの感動を共有できれば幸いです。
介護事業にお悩みの経営者様、介護事業に参入しようとお考えの経営者様、ぜひ当事務所までご相談ください。
(職歴)
平成15年3月 | 明治大学法学部法律学科 卒業 |
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平成15年4月 | 多摩信用金庫入庫 営業担当として、個人/法人顧客の新規開拓、融資業務を担当 |
平成19年12月 | 公認会計士試験 合格 |
平成19年12月 | 有限責任監査法人トーマツ入社 東証一部上場会社2社を含む国内企業10社程度を担当 |
平成22年7月 | 公認会計士 登録 |
平成22年10月 | 税理士法人レガシィ(相続専門)入社 相続税の申告、財産/事業承継コンサルティング 等 |
平成23年6月 | 税理士登録 |
平成24年10月 | 横溝範治税理士事務所入社 法人/個人巡回監査、相続税申告 等 |
平成24年10月 | 横溝大門公認会計士事務所 開業 任意監査、公益財団法人監事 等 |
平成25年5月 | 税理士法人横溝会計パートナーズ 代表社員 就任 |
令和5年9月 | アシタエ税理士法人に名称変更 現在に至る |
(執筆)
- 介護福祉経営士 実行力テキストシリーズ
『経営ビジョンを戦略的に実現する「介護会計」の全て』(日本医療企画) 共著 - 介護ビジョン 2014.1号
「介護経営現場とれたてQ&A 経営計画2」(日本医療企画)